ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 315字|2007.1.29|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
自爆テロの恐怖
マギンダナオ州内で放置された乗用車の中から二百キロという大量の爆薬が発見された事件で、アンパトゥアン同州知事は自分が「自爆テロ」に狙われたとして緊急自衛態勢に入った。
発見された場所は同知事の住む町から約十五キロ離れたダトゥサウディ町で、爆薬は電池付きで、八一ミリ迫撃砲の弾殻三個、発火薬品などと一緒にこん包されていた。爆発すると飛散する鉄片などもあった。同知事は、首謀者はイスラム勢力、モロ民族解放戦線(MNLF)の軍事部門に属するグループに間違いないとして、自爆テロは自分たちの車列が通るのを待ち構えていたと主張している。知事は七カ月前、州都シャリフアグアクでも爆弾テロに遭い、部下ら七人が死傷した。(23日・ブレティン)