ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 307字|2007.1.29|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
洪水は人災
ジェネラルサントス市では今月中旬、低地部の四バランガイ(最小行政区)が四日間にわたり水浸しとなり、農作物などに約百万ペソの損害が出た。住民たちは国家かんがい庁(NIA)のミスが原因だと怒っている。
NIAは市の高地部にかんがい水路を建設していたが、どうやらサランガニ湾に水を流す開口部の工事を怠ったらしい。数日間続いた豪雨がもたらした水が出口のないまま、低地部に流れ込んだのが洪水の原因になったというのが住民の主張。
住民は最初、市に文句を言っていたが、事情を知ってNIAにほこ先を転じた。元国家警察長官のロミバオNIA長官は「早速、調査して、責任者は厳罰に処する」と言明した。 (23日・ブレティン)