ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 316字|2007.1.22|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
シヌログ始まる
サント・ニーニョ(幼児キリスト)を祝うセブ市最大の祭「シヌログ」は二十日、聖像が市中の目抜き通りを馬車で行進して、九日間の行事が始まった。国家警察の調べによると、人出は約七十万人。
この聖像は十六世紀にスペイン船がもたらしたといわれる。人々はパレードの聖像を拝むと、「ピト・セニョール」と叫びながらコンフェッティ(色紙片)や風船を投げて祝った。
バシリカ・デル・サントニーニョ教会での夕方のミサには八万人が参加、統一選が近いとあって、司祭の説教の中では「一票をカネで売ったりしないで、正しい候補者を選ぼう」という呼び掛けも。シヌログはスリの活躍する時だが、この日だけで少なくとも四件の被害があった。(20日・サンスター電子版)