ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 322字|2007.1.8|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
盗賊が「革命税」徴収
北サンボアンガ州シブコ町で昨年十二月二十八日午前、二人の商人が武装した四人組に拉致されていたが、四日、町はずれの川岸で無惨な首なし死体となって発見された。二人は手を縛られていた。
警察の調べによると、「モロン」と呼ばれる元イスラム急進派、モロ・イスラム解放戦線(MILF)地方幹部のコマンダー・アブドゥルハーマンが率いるイスラム教徒の盗賊集団の犯行。家族が身代金を払えなかったらしい。
このグループは昨年からサンボアンガ半島一帯、特にシブコ町の有力者や商人たちから「革命税」と称する金を毎月徴収し、払わなければ殺すと脅していた。殺された二人は支払いを拒否していたともいわれる。国軍第四四歩兵大隊などが捜索している。(5、6日・ブレティン)