ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 312字|2007.1.8|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
プラチナの島
北スリガオ州都スリガオ市から船で一時間のディナガット島はニッケル鉱石が豊富といわれるが、このほど国連天然資源探査回転基金(UNRFNRE)の調査で貴金属プラチナが埋蔵されていることがわかった。パラジウム、イリジウム、ロジウムなども発見された。みな工業的に利用価値が高い。
一方、近くノノック島はニッケル鉱石約一億四千四百万トンが埋蔵されて、開発されればニッケル年産四万千トンが期待されている。中国の企業連合体が投資に意欲を燃やしているが、鉱業権をもつ比フィルニコ社との話し合いの決着がついていない。同社経営首脳は「複数の日本企業やロシア企業などからも引き合いがある」と発言、国際資本の動きも激しい。
(7日・ブレティン)