ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 295字|2006.12.18|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
異教徒いじめ
評判の良いキリスト教徒の大地主、グレゴリオ・ゲレさん(50)はこのほど、スルタンクダラット州パリンバン町の農場近くを耕運機で走行中、銃撃されて命を落とした。
ゲレさん一族はずっと以前にイスラム教徒の住民から広大な農地を買って暮らしていたが、モロ民族解放戦線(MNLF)に以前、属していた「ディオク」と名乗る武装集団がキリスト教徒から土地を奪い取ろうという動きが起き、キリスト教徒住民がカネを脅し取られていた。
警察の調べによると、このグループに軽機関銃やライフルを供給している元国軍将校もいるという情報があり、キリスト教徒住民は土地を追われる恐怖におびえている。(14日・ブレティン)