ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 311字|2006.12.11|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
新興宗教の州
二日、実施された北スリガオ州民投票で、州北方に浮かぶディナガット島が独立州になることが決まった。中央選管によると、登録有権者約三十万人で、賛成七万五十八票、反対六万三千百四十四票という際どい差。しかし島外の関心は薄く、主要十一市町での投票率は三〇%強だった。
同島は台風銀座の貧しい島だが、新興宗教の「比博愛伝道教会(PBMA)」本拠地として有名。島民は教祖一族のためには死をもいとわないといわれている。
しかし、故ルーベン・エクレオ教祖の息子、エクレオ・ジュニア氏は二〇〇二年一月、妻殺しの嫌疑を受けており、今も裁判が続いている。
教会本部があるサンホセ町の投票率は九二%で断然トップだった。(6日・ブレティン)