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12月11日のまにら新聞から

ハロハロ

[ 530字|2006.12.11|社会 (society)|ハロハロ ]

 師走に入って、今年も趣向を凝らしたイルミネーション・スポットが各地にオープンした。サンリオピューロランドがある自宅近くの遊歩道でも、両側の街路樹を利用しての長い光の回廊がお目見えした。トナカイやアザラシなどを模した電飾動物七十頭近くが登場。子どもたちに人気の高さ四・五メートルの大きなバルーン型「キティー」二体も電飾されて回廊に並べられた。

 この時期、イルミネーションを見て回るのも楽しい。東京駅前の丸の内仲通りでは、白熱電球のほかにオレンジ色の発光ダイオード(LED)を組み合わせた約百万個の電球が街路樹を飾る。新宿駅南口の「サザンライツ」もさまざまな光の通路を演出。新橋駅近くの汐留商業施設では、海をテーマに青色LED二十万個を使い、波が揺れる幻想的な大海原を再現した。

 街路樹のケヤキに電球を飾り付けるのは「生育に悪影響」との声に押され、明治神宮に通じる表参道では、今年から大きな行灯(あんどん)を並べるイルミネーションに衣替えした。行灯は長方形で高さ約六メートル。街路灯六十基を半透明の箱で囲み、LEDの照明を変化させながら一キロの参道と両側の街路樹を照らす。環境に優しさを求めた和風の苦心作のようだが、表参道族の人気を呼びそうだ。(富)

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