ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 316字|2006.10.30|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
危ないギマラス沖
またも油の流出か︱︱とひやっとする海難事故が二十日、同じギマラス島沖で発生した。沿岸警備隊によると、同日午後、パナイ島のイロイロ港を出航して、航行中のタンカー「ペトロ・クラリッサ」号が浅瀬に乗り上げ、動けなくなった。同船はセブ州ナガに運ぶ燃料油約百十万リットルを積載しており、関係者は緊張した。幸い、左舷に軽微な損傷があっただけで積み荷には異常がなかった。
同船は満潮を待って、タグボートで水路に戻ったが、沿岸警備隊は大事をとって、船のきっ水線の下部の安全を確認するまで航行を認めなかった。事故が起きたシエテ・ペカドス水域はちょくちょく座礁事故が起きる場所。特に船長が付近海域に慣れていないと危ないという。(25日・ブレティン)