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　ダバオ市にある高等教育委員会（ＣＨＥ）第十一地域事務所は十二日、新学期の授業料値上げ分返還を求める私立大学生数百人に包囲された。実力行動を組織したのは比全国学生連合（ＮＵＳＰ）ミンダナオ支部。

　ミンダナオの三十二私立大学が「授業料値上げは単なる通告だけではなく、必要な文書をそろえて申請のこと」というＣＨＥ通達を無視していたことが下院審議の過程で明らかになったため。大学生たちは値上げ分を全額返還して後半学期の授業料に回すよう求めた。しかしＣＨＥ地方事務所は「手続きに落ち度はない」と大学生に要求を高飛車に拒否。ＮＵＳＰの学生指導者は、他の地方で守っている手続きを無視して平気な態度はひどいと怒りを新たにしていた。（12日・ブレティン）