ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 314字|2006.10.16|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
突貫工事中の事故死
東南アジア(ASEAN)首脳会議に向け、工事を急いでいるマンダウエ市のセブ国際会議場建設現場で十一日夜、溶接工助手の男性(33)が墜死した。会議場二階の足場から約一・六メートル下に落ちたが、病院に運ばれた時は死亡していた。死因は当初、心臓マヒとされたが、遺族たちは男性が電気の配線に従事していたので感電死ではないかと主張している。また、同僚の中には足場が壊れていたと言う者も出た。
工事は完工率九五%まで進んだといわれるが、今回の事故であらためて労働の安全が懸念され始めた。現場は目下、二十四時間三交代で突貫工事の態勢だが、墜死する前の男性が仕事中、「眠っているぞ」とからかわれたという話もある。(14日・サンスター電子版)