ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 319字|2006.10.16|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
北サマールに日本の援助
貧しい北サマール州でもさらに貧しい地区をコメの産地に変えようという「カトゥビグ谷農業推進プロジェクト」が日本の国際協力銀行(JBIC)を通じた政府開発援助(ODA)で始まり、六日、クワ入れ式が行われた。といっても援助が決まったのは五年前の二〇〇一年で、融資額は五十二億円。
主務官庁は公共事業道路省で、カトゥビグ、ラスナバス両町とラオアン町をつなぐ道路を整備し、橋を架け、川の渡し場も作る。人も農作物も都市部に運ぶには二本の足とバンカボートだけという状態で、かんがい整備はその後。
同省の東ビサヤ地方事務所長によると、もう一つの日本のODA対象事業、マハリカ高速道建設はまだJBICの承認が出ていない。(12日・ブレティンなど)