ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 322字|2006.9.11|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
NPAが資金集め?
セブ州タリサイ市で一日、比共産党の軍事部門、新人民軍(NPA)幹部二人が国家警察に逮捕され、NPAが十二月の東南アジア諸国連合(アセアン)首脳会議を混乱させる活動資金を集めているという見方が広がった。
逮捕された幹部の一人がサンフェルナンド町所在の比太平洋セメント社から現金二十五万ペソとパソコンを脅し取ろうとした容疑が出たため。第七管区犯罪捜査隊(CIDG)のコルプス隊長は、すでにNPAから「革命税」の支払いを命じられた企業が十八社あると発表した。左派系人権団体のカラパタンなどが首脳会談に合わせてセブ集会を開く計画も州当局や警察をいらいらさせているが、カラパタン側はNPAの武装闘争とは無関係と主張している。(5日・サンスター電子版)