ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 312字|2006.9.11|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
スウェーデンも監視団に
スウェーデンのマルコビック駐比大使は一日、マギンダナオ州内でイスラム急進派、モロ・イスラム解放戦線(MILF)のムラド議長らと会談、同国がミンダナオ地方での国際停戦監視団に参加する意向を伝えた。MILFのカバル広報担当とドゥレサ大統領顧問(和平交渉担当)がともに歓迎の意を表明した。
スウェーデンは、一カ所五人からなる停戦監視拠点に二人ずつの平和維持要員を派遣したいと提案したという。しかし、停戦監視団への参加には、フィリピン、マレーシア両国政府の承認が必要。同監視団はマレーシア国軍部隊を中核としているが、日本政府もこのほど、和平推進のためミンダナオ地方開発に協力する経済専門家の派遣を決めている。(5日・ブレティン)