ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 306字|2006.9.11|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
アジアのラテン都市
サンボアンガ市は旧宗主国スペインの面影を色濃く残しているが、ロブレガット市長はこのほど、同市の別名に「アジアのラテン都市」を選定した。市には「花々の都市」という名称があるのに、という批判に対しては、国際的なイメージで、コールセンター企業の誘致にも役立つと反論している。
同市は一九九九年に国連ハビタットと世界銀行が設立した「都市同盟」に加わるフィリピンの十四市の一つで、貧困撲滅の「都市開発戦略(CDS)」の適用を受ける権利がある。市長は「市をグローバル化する」意味も含めた命名と力説した。同市長は市内の商店などに観光客にはスペイン語の名残がある地方語「チャバカノ」を使うよう呼び掛けた。(6日・ブレティン)