ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 307字|2006.3.20|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
幽霊教員の大掃除
イスラム教徒自治区ではアンパトゥアン知事の号令で、給与リストから架空の教員を摘発、抹消する作業を続けてきたが、一月から現在までだけで「幽霊教員」二百人が発見された。
知事の発案で、公立学校では自分で身分証明書を提示した教員だけに給料の銀行小切手を渡すことにしたところ、もらいに来ない者がいた。自治区広報官によると、昨年第四・四半期ですでに八百人を「幽霊退治」したという。これまでに誰の懐に入ったかはなぞである。
同知事はすでに、全教員に渡す給料小切手に自分でサインしているという。よく考えると、これでスルー、バシラン、タウィタウィなど離島州の隅々まで知事の名前が知れわたることになりそうだ。(18日・スター)