ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 319字|2006.3.20|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
誘拐犯を保釈
マクタン・セブ国際空港で五日、ルソン島で有名な身代金目的誘拐団「ワライワライ・ギャング」の一味とみられる男四人が逮捕されたが、七日に釈放されてしまった。
四人はマニラ在住の華人ビジネスマンを誘拐、被害者と引き替えに身代金を受け取りに来たらしい。国軍や国家警察の偽身分証明書や銃器などが押収されていた。
ところが、セブ州の国家警察幹部は「誘拐容疑ははっきりしない」と言明、セブ市地検が身分詐称罪だけで立件したため、保釈金一万ペソで釈放されてしまった。ラプラプ市内の隠れ家からは警官の制服やスキー帽、鎖など誘拐用の小道具が押収されたのに知らんふり。オスメーニャ・セブ市長は「権力者が背後にいる」と不気味な感想を述べた。(15日・スター)