ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 322字|2006.3.20|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
海を奪われた
セブ州北東部カモンテス海に面する海浜リゾート「クラブ・パシフィック」がこのほど、周辺漁民の海岸立ち入りを禁止して騒ぎとなった。
ボルボン町の二バランガイ(最小行政区)から漁民たちが十三日、セブ市に押し寄せて州庁など関係機関に陳情した。ドゥラノ下院議員=第五区選出=が頼りだという。
同クラブは地元実業家、ミッシェル・リュルティエ氏の所有で、広報担当者は「安全上の理由で立ち入り禁止するのは所有者の権利」と説明した。漁民たちの多くはクラブ関係で雇用されるので、すでに合意文書に署名しているという。しかし地元漁業組合は、リゾート敷地から海岸に行けないと、三キロも遠回りせねばならず、死活問題だと主張している。(14日・セブ・デーリーニューズ)