ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 312字|2006.3.13|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
MILFの内紛
モロ・イスラム解放戦線(MILF)の武装部隊は三日、マギンダナオ州ラジャブアヤン町にある同組織少数派の拠点を包囲、同調者グループの参集を阻止した。ムラド議長から権力を奪う陰謀を抑え込む目的だった。
MILF創設者、故サラマト・ハシム議長の弟を擁立しようとした二人の幹部が首謀者で、中央政府との和平交渉に反対していたという。
陸軍第六歩兵師団のデルプラド大佐によると、MILFの両派は最近、同州ママサパノ、ダトゥアンパティアンの両町で衝突していたが、国軍は停戦協定に基づき介入を控えたという。
マレーシア政府も同国派遣の停戦監視チームからの報告でMILF内部の分裂に気づいていたといわれる。
(9日・インクワイアラー)