ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 315字|2005.11.7|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
NPAが分派を処刑
西ネグロス州のカラトラバ町で二日白昼、比共産党の軍事部門、新人民軍(NPA)とみられる五人が町の商店前にたむろしていた四人の男たちを拳銃で射殺して姿を消した。他に一人が重傷。
州警察の調べによると、被害者は、一九九〇年代にNPAから分派した革命的プロレタリア軍=アレックス・ボンカヤオ旅団(RPAーABB)所属員といわれる。
犯行後、五人は「NPAだ」と名乗った後、被害者たちの持っていたM16などのライフル四丁を持ち去った。同町は州都バコロド市から百二十九キロ北にある。
現場は町の中心からさらに山奥に入ったところ。
NPAとRPAとは数年にわたり衝突を繰り返してきたが、今回ほど大規模な攻撃は始めて。(3日・スター)