ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 316字|2005.10.16|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
大農園を自主解放
砂糖産業で知られる西ネグロス州の大農園主がこのほど、サトウキビ農園計四百五十ヘクタールを農地改革計画(CARP)に従って自主売却すると申し出た。
ジュールス・レデスマ元下院議員と女優のアスンタ・デロッシ夫妻と接見したアロヨ大統領は、政府の土地改革に協力しない多くの地主たちの手本とほめそやした。
レデスマ氏は大統領の発言に応じて所信を表明。憲法学者として知られた父、故カルロス氏の言葉を引用しながら、「所有権は絶対的なものではなく、地域社会の必要と事情からみれば二の次です」と述べ、さらに「人間の尊厳を維持するには働いて生計を得る権利が保障されねばならない。それが社会的正義のカギになります」と語った。(16日・ブリティン)