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10月16日のまにら新聞から

ビサヤ・ミンダナオ通信

[ 322字|2005.10.16|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]

農園急増の弊害

 ダバオ市ではバナナとパイナップルの単一栽培農園が急増しているが、土地を貸した農民たちは、暮らしが悪くなったと嘆いている。

 その一人、ティモト・アドンさん(60)は一ヘクタールの自作地を年間一万ペソで農園に貸した。二人の息子が農園に雇われたが、給料が安くて暮らしていけないという。

 フィリピン大学ミンダナオ校の調査によると、農園労働者は、給与が法定最低賃金より安かったり、割当量達成のため、長時間働いたりしている。また、皮膚病、やけどなどの治療代もかさむという。

 一方、同大学のキハノ薬学部教授は「農園が使っている有害化学薬品の使用を禁止すべきだ。将来にわたり水質を悪くし、住民に被害を与えている」と警告した。(16日・インクワイアラー)

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