ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 309字|2005.8.15|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
2キロにわたる地割れ
ボホール州ハグナ町で不気味な地滑りと地割れが広がり、約六十世帯四百人の住民が避難を強いられた。
地割れが始まったのは七月十一日。同町マヤナ・バランガイ(最小行政区)で地滑りや地割れが起き、これまでに七十へクタールの農地が影響を受けた。地割れの長さをたどると、断続的に二キロにも及ぶという。
環境天然資源省鉱山地学局の専門家は「視察した時にも大地が動く音を聴いた。地下変動がまだ続いているのだ」と述べ、住民に長期避難を覚悟するよう促した。
同専門家によると、被害地域は石灰岩のたい積の上に乗っている。石灰岩の下には泥岩、砂岩の層があり、最近降った大雨で水分を含んで動き出したのが原因のようだ。(8日・ブリティン)