ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 312字|2005.8.15|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
マンゴー園を実力占拠
ギマレス州ホルダン町の農民二百人以上がこのほど、町内の百十九ヘクタールに及ぶ広大なマンゴー園を実力で占拠、農務省土地改革局に抗議の声を挙げた。
農民の代表によると、この土地は小作地で五年前、「総合農業地域計画」の指定地となり、他の目的での利用を禁じられた。それが、いつの間にか企業に売却され、マンゴー園に変わったという。
政府は地主に国営銀行ランド・バンクの債券など有価証券を渡して土地を接収、小作農民に代価延べ払いで払い下げることになっていた。どうやら地主が嫌がって売却してしまうのを、土地改革局が見逃したらしい。農民たちは
正真正銘の自作農になるためには、どんな苦難も覚悟すると息巻いている。(12日・ブリティン)