ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 317字|2005.7.18|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
離島で私刑殺人事件
カモテス海に浮かぶポロ島でこのほど、過去に幾度も刑務所に入れられたアリエル・ファブロアさん(39)が数発の銃弾を浴びて死んでいるのを発見された。住民の多くから窃盗犯ではないかと疑われていた人だった。
ファブロアさんは即死ではなく、苦痛を与えられ死んだような形跡が残っていたとうわさされ、住民らは私刑殺人だと信じているという。
昨年、オスメーニャ・セブ市長が手配を受けている容疑者や逮捕に抵抗した人間を射殺したり捕まえた者には報償金を出すと発言、それをきっかけに州内で私刑殺人らしい事件が起き始めた。
犯人は黒シャツ姿で顔を隠し、バイクに乗っていたという。地元の人権運動家らは非番の警官の仕業と疑っている。(14日・ブリティン)