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　ミンダナオ地方ダバオ市のドゥテルテ市長はこのほど、同地方の独立を提唱、地元テレビで「ミンダナオ共和国」構想の草案と「共和国国旗」の見本を公表した。

　これに対し、同地方でダバオ市と並ぶ規模を持つサンボアンガ市のロブレガット市長は「ダバオ市長が本気なのかどうか分からない」と前置きしながら、「ミンダナオ共和国構想は国内の分裂を加速する」と反対を宣言した。

　大統領の選挙不正疑惑問題でフィリピン全体が大揺れしている今は、独立を訴えるような時機ではないというのが理由。ロブレガット市長は、歴代中央政権が予算配分やインフラ整備でミンダナオ地方をないがしろにしてきたのは認めるが、だからと言って独立が問題の解決にはならないと主張した。 （スター・12日）