ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 312字|2005.6.20|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
訴訟選り好みの裁判官
ボホール州都、タグビララン市のリム市長はこのほど、自分のラジオ番組の中で、訴訟を選り好みしたり、いやな事件の公判をほったらかしにする裁判官が少なくとも州内に五人いると批判した。すでに最高裁にこうした裁判官の存在を通知したという。
市が迷惑と受けたケースでは、立ち退き問題訴訟で結審寸前に、担当裁判官が判断保留した例、市が閉鎖休業命令を出した問題で、少なくとも五人の判事が訴訟の担当をいやがった例、埋め立て地に建つ倉庫の違法性を問う訴訟が無視された例など。
行政事件ではなく、一般市民がからむ事件でも選り好みがあり、おじがめいを強姦した事件では、担当判事が一年以上も公判を開かなかったという。(15日・インクワイアラー)