ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 326字|2005.6.13|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
MILFがテロ犯捕獲作戦
テロリストとの連帯関係を疑われてきたイスラム急進派、モロ・イスラム解放戦線(MILF)が、東南アジアのテロ組織、ジャマ・イスラミヤ構成員狩りを開始した。
MILF報道担当が九日、明らかにしたところによると、対象は二〇〇二年に死者二百人を出したインドネシア・バリ島爆弾テロ実行犯のマレーシア人、ピトノ容疑者(別名ドゥルマティン)とウマール・パテック容疑者の二人。イスラム過激派、アブサヤフを頼って中部ミンダナオに潜伏しているらしい。
国軍は、ドゥルマティン容疑者が昨年十月の空爆で死亡したと主張したが、真相は不明。MILFは二人の発見に自信を持っているようだ。捜索が本格的になれば、アブサヤフとの衝突も予想される。 (10日・サンスター電子版)