ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 320字|2005.6.13|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
肖像画で世界一に
米国ワシントンで五月に開催された国際肖像画コンテストで、セブ州カルカル町出身の画家ロムロ・ガリカノさんの油絵が最優秀賞に輝いた。
「エディー・チュア氏像」はタテ約六十二センチ、ヨコ約八十二センチの小品だが、「劇的な構図に加えて、現代的なムードで他作品を凌ぐ」と評された。出品作は約千点。
ガリカノさんは十四歳でセブの写実派画家、マルティノ・アベリアノに師事、働きながら技量を磨いた。二十歳で首都圏に出て風景画家として地歩を築いた。肖像画コンテストへの挑戦は昨年に続いて二回目だった。
「比で国際的なコンテストで優勝したのはホアン・ルナ以来だと思う」と喜びの言葉。ルナは十九世紀末のフィリピンを代表する巨匠である。(11日・ブリティン)