ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 315字|2005.6.13|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
NPA戦闘の成果
比共産党の大衆組織、民族民主戦線(NDF)スポークスマンがこのほど発表したところによると、同軍事部門、新人民軍(NPA)は三月二十七日から五月十五日まで実施された国軍の掃討作戦「オプラン・ナサレト」に対し、二人の中尉を含む国軍将兵六十人を殺し、多数を負傷させる戦果を挙げた。国軍は同州に五個大隊を投入したばかりでなく、猛砲撃、空爆、機銃掃射などを加えた。このため住民約三千人が家を捨てて避難したという。
NPA側は一人の戦死者も出さず、大戦果を挙げたという。同スポークスマンは国軍攻勢の背後には、アロヨ政権が天然ガスをはじめ鉱産資源の開発のため、外国人投資者に対する安全確保の狙いがあるとしている。
(7日・インクワイアラー)