ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 323字|2005.6.13|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
警官がゲリラに入隊
強盗罪で刑が確定した警察官がこのほど「この国には正義がない」と怒って、比共産党の軍事部門、新人民軍(NPA)に参加した。
東ネグロス州を担当する第七〇一犯罪捜査隊の副隊長だったホエル・ゲオリゲ二級巡査部長(49)で、一九九三年、西ネグロス州ヒママイラン市で起きた強盗事件で有罪となり、四月に最高裁で禁固六年の刑が確定した。同巡査は事件当時、別の市で車窃盗事件を捜査中だったとアリバイを主張したが、退けられた。
同巡査は違法薬物業者と結託した同僚二人に罪を着せられたと考えている。「警察の仲間も上司もトップも信じられない。NPAの方が腐敗した政府よりずっとましだ」。同巡査部長はゲリラ根拠地からそんな声明を公表した。(8日・インクワイアラー)