ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 327字|2005.6.6|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
市長の名で信用させる
「わたしはマルコス元大統領の娘で市長の親戚よ」と宣伝していた女性ら六人がこのほど、不正職業あっ旋の容疑でダバオ署に逮捕された。
同市カリナン地区に住むマリア・ビリアヌエバ容疑者(34)らで、調べによると、米国での職を世話すると持ちかけ、約三十人から一件当たり二万五千ペソから三万ペソをだまし取った。同容疑者は相手を信用させるために、「ドウテルテ・ダバオ市長がボディガードを派遣してくれている」と話したという。
同市長が報道陣同道で留置中の警察署で面会すると、同容疑者は「そんなこと言った覚えはない」と前言を翻した。市長は被害者たちに「比海外雇用局(POEA)に問い合わせれば、すぐウソとわかったはずだ」とさとした。 (3日・サンスター電子版)