ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 324字|2005.5.23|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
汚染されるボラカイ島
ボラカイ島は青い海、白い砂浜で世界に知られる国際リゾートだが、ドゥラノ観光長官が十六日、「乱開発で大変な事態だ」と警告した。
同長官によると、ボラカイ島はホテルや別荘の林立で人口過剰になっており、下水道もごみ処理場も不足状態だという。環境天然資源省によると、住宅以外の建物で下水道を完備しているのは五百カ所中わずか百六十カ所。また、ごみは観光客の目に触れない場所に投げ捨てられている。
ドゥラノ長官は公務で同島を訪れ、大リゾート所有者らと懇談した。ソベル氏は「(新規の)開発事業禁止令が必要」と力説、パンラキ氏は「この島は時限爆弾みたいだ。このままでは人口過密と環境汚染で滅びた他の観光地の道をたどる」と陳情した。(17日・インクワイアラー)