ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 310字|2005.5.23|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
カラガ地域で軍事作戦
地域で国軍の新人民軍(比共産党の軍事部門)討伐作戦が続いている。人権擁護団体のカラパタンなどが「外国の大鉱山企業を誘致するための下準備だ」と批判しているが、第四師団長のバガシン少将は「軍が企業と接触したことはない」と否定した。
国軍は五月初めからアンダップ渓谷沿いに山間部に進撃したが、NPA側の抵抗が激しくすでに将校を含め戦死者二人、負傷者数十人を出している。NPA側の死者は十人。
作戦のきっかけは第四〇二歩兵大隊が爆弾製造施設を発見したことだという。
これに対し、カラパタンのスリガオ支部では、この地域で金鉱などの試掘を希望している鉱山会社は二十社以上あるとして、軍の意図を疑っている。(20日・ブリティン)