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　東ダバオ州マティ町のパトリコ・アロ司教はこのほど、ミサの説教でフリーメーソンの信徒に対し、教会への出入り禁止を言い渡し始めた。フリーメーソンは反キリスト者だから、聖体拝受式もお断りだと言う。

　困ったのは教区の霊的問題責任者を務めるサロミア神父。「多くのフリーメーソン信徒と面談したが、反キリストといううわさは真実ではないと主張した」と述べ、アロ司教に再考を促した。しかし同司教は耳を貸さない。

　フリーメーソンの地区指導者、バリラス元州副知事は「ショックだ。心が狭い方がよほどキリスト教徒らしくない」と困惑ぎみ。比では、フリーメーソンはかつて英雄ホセ・リサールも一員だったほど隠然たる勢力がある。（３日・インクワイアラー）