ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 310字|2005.4.18|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
奇蹟の泉も水不足
南コタバト州コロナダル市で「奇跡の泉」が発見され、市衛生当局は飲用可のお墨付きを出した。
奇跡の泉は同市ニューパンガシナン・バランガイ(最小行政区)の浅いわき水で、マッサージ師、ラウロ・ダグロさん(67)が発見した。聖木曜日(三月二十四日)、泉の水を飲み、関節炎にかかった足にかけると、すっと痛みが消えたそうだ。
それからは、水を試した住民たちの間で、背中の痛みがとれたり、頭部のはれが引いたりという霊験が次々と起きたという。最近は数千人が連日集まり、押すな押すな。
水量が少なく、出なくなるとマリア様に祈るが、それでも出ない時があるという。
カトリック教会はこの騒ぎに沈黙を守ったまま。(12日・ブリティン)