ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 322字|2005.4.18|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
大規模地下陣地を発見
国軍南部司令本部は十一日、北アグサン州ヒヌンドゥヤン町の山中で比共産党南部委員会の司令部地下壕を発見、制圧したと発表した。
これまで発見された地下陣地では最大規模。約百人を収用できる広さを持ち、会議室含医療室、娯楽室など八室、トイレ、台所、浴場などが整備されていた。また、壕内には爆弾製造房もあり、爆薬、火薬四十キロ、起爆装置用のコード、ダイナマイト数本などが発見された。党・新人民軍(NPA)の宣伝用CDや訓練教本なども押収された。
「コマンダー・ジョーカー」と呼ばれる党南部委員会のマニリ副書記長がいたというのが国軍の見方。第三十歩兵大隊が進撃すると、散発的な銃撃戦の後、新人民軍はさっさと退却したという。(13日・ブリティン)