ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 314字|2004.10.11|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
軍幹部が率先、盗伐
サランガニ州駐留の国軍第六〇一旅団第7特別部隊大隊長らが盗伐の罪で起訴された。
デンシオ・アニトニオ少佐で、共犯は六人。調べによると、アントニオ少佐は八月三十日、サランガニ州マイツム市の協同組合幹部らと共謀、組合のトラックを大隊司令部に乗り入れ、盗伐、製材した木材百二十五本を運び出そうとした。警察が環境天然資源省中部ミンダナオ事務所と協力、内偵していて検挙した。
第六〇一旅団司令部は同少佐を大隊長から解任した。
同事務所のサンプルナ事務局長は、最近、北コタバト、サランガニ両州の市や町に大被害をもたらした鉄砲水は違法伐採が原因と指摘、盗伐摘発を要請していた先の国軍幹部の自然破壊にあ然としている。(8日・ブリティン)