ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 318字|2004.8.30|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
エルニーニョに注意
米コロラド州にある全国大気研究センターがフィリピンは今後三カ月以内に起きそうなエルニーニョ現象に備えるべきだと警報を発している。
同センターの太平洋における気温観測によると、エルニーニョ発生の可能性が高いという。エルニーニョは北太平洋の水温変動と連動しており、発生すると西太平洋側の降雨が減少、比をはじめインドネシア、マレーシアなどで干ばつとなる。
セブ市でもこれまでエルニーニョの際、干ばつが長引き山間部では農業用水の不足など深刻な被害が出ている。都市部から山間部住民へ食料や飲料水を支援する「特別チーム」が編成されたこともある。危機回避のためには国が十分な準備をすべきだと同センターは警鐘を鳴らしている。(26日・ブリティン)