ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 319字|2004.7.26|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
電力供給が全面ストップ
ダバオ市沖のサマル島が十四日以来、全島停電状態で、アンタラン町長はアロヨ大統領に事態介入を求めている。同島に電力を供給している海底ケーブルを地元の貨物船が誤って切断したことが原因。同島は多数のリゾートを有する観光地として知られる。
アンタラン町長は政府に対し、各省庁間危機管理委員会を開催して緊急に問題解決に当たるよう要請している。海底ケーブルの修復には少なくとも三カ月かかるとみられ、住民八万五千人の生活が脅かされている。比沿岸警備隊南部ミンダナオ支部隊は、海底ケーブルを海面に浮上させ、必要な修復作業が間もなく行われるとの見通しを示した。原因は調査中だが、貨物船がいかりを海底ケーブルに引っかけてしまったらしい。(20日・スター)