ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 318字|2004.7.26|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
船荷運賃上昇を懸念
サンボアンガ市海運協会は先の議会で承認された共和国法九二九五の実施に強い反対の態度を表明した。同法の実施で、船荷の輸送費が大幅に上昇すると抗議している。
リム同会会長は、議会が輸出業者、消費者などの意見を聴取せずに承認を急ぎすぎたと非難している。法律が成立したのを知ったのは海運庁から相談を受けたためで、大統領が署名した後だったという。新法ではこれまで認められていたミンダナオ輸出業者の五〇%特別割り引きができなくなる。
リム会長は「地元輸出業者の競争力を奪う」と強く反対している。サンボアンガからマニラまでの輸送費は二十フィートコンテナ一つで三万二千八百五十七ペソ、国際価格と比較して法外な額という。(19日・インクワイアラー)