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　教育省が今年、学力不足の高校生に一年間の復習教室を実施しようと試験を行ったが、ミンダナオ地方北東部では貧しい家庭の親たちが就学を拒否、就職させる恐れが高いと非政府組織（ＮＧＯ）が警告した。ミンダナオ地方教育・開発組織のバレ代表は「教育省の復習教室実施はタイミングが悪い。原油価格の上昇や経済危機で物価上昇の時期に合致している」と指摘。

　さらに今回の試験でブツアン市や北アグサン州では受験者四十人のうち、試験に合格したのはわずか一、二人で、他は低得点で復習組に残らざるを得ないという。

　北アグサン地区教育委は「このみじめな結果は政府が教育予算を割愛し公立校の教員、教室、教科書などの不足を招いているのが原因」と述べた。（８日・スター）