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ビサヤ・ミンダナオ通信

[ 318字|2004.6.14|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]

ペソ安で借金膨張

 セブ市は南部沿岸埋め立てで約二百四十ヘクタールの優良地造成計画を推進しているが、三日の市議会幹部会で同計画に関する負債が利息も含め四十三億三千万ペソに上ることが分かり、議員らを唖然とさせた。同計画はセブ市中心部からタリサイ市を結ぶ高速道に埋立地を連結させようとしている。

 セブ市はこの計画のため一九九六年に現在の国際協力銀行(JBIC)から二十八億ペソ相当の円借款をした。これが今年四月現在、四十三億三千万ペソに膨張した。タリサイ市との所有権問題などで造成は終わっておらず、埋立地をエコゾーン指定したい同市の思惑通りには進んでいない。借金膨張の原因は、円借款した当時、一ペソ=四・四円だったのが大幅下落したため。(7日・ブリティン)

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