ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 320字|2004.6.14|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
自警団の処刑が続発
自警団による犯罪容疑者の「処刑」で有名なダバオ市で、大統領選期間中になりを潜めていた処刑とみられる殺人事件が再び続発、投票日以降だけで五件に上った。
最近では三日夜、バハダ地区でトライシクル運転手の男性(26)がバイクに乗った二人組の男性に射殺された。死亡した男性は違法薬物の密売人だったとされている。
この事件の数時間後、アグダオ地区でバランガイ(最小行政区)議長の男性が複数の男性に銃撃され死亡した。同議長はバランガイ・ホールで行われた会議終了後、出席者とともに建物から出てきたところを襲われた。議長の護衛をはじめ現場には多数の目撃者がいたが、犯人を特定できるような有力な証言はなく、ダバオ署の捜査は難航している。(7日・スター)