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　米国政府はイスラム急進派、モロ・イスラム解放戦線（ＭＩＬＦ）に対し、政府と九月末までに和平協定を結び、国際テロ・グループとの関係を断つよう援助実施への条件をつけた。和平協定が署名されない限り、三千万ドルのＭＩＬＦ地域への援助は実施されないという。ムッソメリ駐比米代理大使が九日、地元メディアに明かした。

　同代理大使は米国が既に政府と和平協定を締結したモロ民族解放戦線（ＭＮＬＦ）の二万四千人に、生活必需品などの援助を実施している事実を挙げ、ＭＩＬＦにも援助を行う用意があることを強調した。しかし、米会計年度が九月で終わるため、協定が結ばれなければ予定された援助資金は一般会計に戻されると語った。 （10日・ビジネスワールド）