ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 319字|2004.5.3|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
輸入米受け入れを要請
食糧庁はこのほど、南コタバト州当局に輸入米の同州での受け入れ拒否を解除するよう要請した。有害動物などによる米やトウモロコシの収穫減が昨年から続き、在庫払底が懸念される状況となったため。同庁の地元担当官によると、昨年半ばからウイルス害やネズミ繁殖により、地元ではモミ米が一万千袋しか調達できなかったという。
さらに今年に入ってネズミやバッタの食害で米、トウモロコシに被害が増加。計二千六百ヘクタールが打撃を受けたという。被害額は七千百万ペソに上り、近年では最悪のケースとしている。
「地元でも米の消費需要が高まっているのでなんとしても在庫量を増やす必要に迫られている」と、輸入米解禁要請の理由を説明している。(4月26日・ブリティン)