ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 304字|2004.5.3|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
給与未払いでテロか
マギンダナオ州コタバト市で一日未明、教育省イスラム教徒自治区(ARMM)地域事務所幹部宅に手りゅう弾一発が投げ込まれ爆発、同幹部所有の自家用車が損傷した。けが人はなかった。
調べによると、事件前に幹部宅の近所でオートバイに乗った不審な男性が目撃されており、地元署が男性の行方を追っている。また、財政難が続くARMMでは長期間、教員給与が支払われていないうえ、教員個人が公務員保険事業団(GSIS)に支払った保険料が還元されてないことから論争となっていた。
この件に関し、フシンARMM知事は「長年に渡る負の遺産」と遺憾の意を表明している。
還元されていない保険料は約六千万ペソという。(2日・スター)