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12月22日のまにら新聞から

ビサヤ・ミンダナオ通信

[ 314字|2003.12.22|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]

イワシの都、盛況

 ミンダナオ島サンボアンガ市でこのほど第三回魚祭りが開催され、三十以上の業者が出展して盛況だった。

 サンボアンガはフィリピンのイワシ缶詰の七〇%を生産する「イワシの都」。サンボアンガ半島、スルー沖など豊富な漁場を背景に多数の漁業、水産物加工会社がひさしを並べている。代表的缶詰業者八社が約一万五千人を雇用、一日当たり約千トンのイワシを加工している。同市の利点は漁場から近いため魚を新鮮なまま加工に回せること。通常、漁獲から七時間で工場へ運び込める。マニラ首都圏だと同七十二時間もかかるのに比べ圧倒的に優位だ。

 経営者の一人は「イワシを消費する中低所得階層に販売強化していく上で問題は何もない」と強気だ。(15日・ブリティン)

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