ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 321字|2003.12.22|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
王女が大統領選出馬
十五世紀に成立したイスラム王国「スルー王国」の末えい、ソラヤ王女がこのほど、次期大統領選出馬を宣言した。同王女は公約として経済発展と信教を問わずすべての国民の尊厳回復を挙げ「ミンダナオから大統領が誕生する時期にきている」「全国民が協力しながら国家統一へ前進できるよう、真の国民和解を追求する」と述べた。
さらに「どんなリーダーも国民の支持と協力がなければ成功できないし、リーダーシップを発揮できない」とし、国民重視の姿勢を強調した。
王女は一九九八年、ブトゥアン市で開かれたミンダナオ地方の報道関係者の集いに招かれ、スルー王国の正統な末えいだと主張。マレーシア・サバ州の王国による領有権についても積極的に発言した。(19日・ブリティン)