ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 300字|2003.12.1|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
教会がダバオ市長非難
ダバオ市で「ビジランテ」と呼ばれる自警団による犯罪者の処刑が多発していることについて、カパーリャ大司教はこのほど、実態調査に乗り出すと述べた。
大司教によると、ドゥテルテ市長が二〇〇一年に就任して以来、自警団グループの一つ、「ダバオ・デス・スカッド」は七十六人を処刑した。そのうちの多くは麻薬密売人・中毒者で女性や子供も含まれている。しかし、自警団員は一人も逮捕されていないという。
自警団員が逮捕されないことについて、カトリック教会は市長と警察当局を非難。また、市長が自警団の活動を賞賛していることについて懸念を表明している。市長が自警団に関与しているとの批判は根強い。(30日・ブリティン)